不思議談
第八八話

題名
そのうち

投稿者
みみこ様



この話はとあるバスのなかで聞いたお話です。
もう5年も前でしょうか、わたしの前の席に若い20代くらいのふたりづれの女の子が話していたものです。
みなさん、夢で奇妙なものがあったり不気味なものがあったりすると思います。
さてわたしが聞いた奇妙な夢とは・・・・・
このお話はT地区では語り継がれているものらしいです・・。
ひとつの都市伝説なのでしょうか。
夢のなかでお花畑に出会い綺麗な花にかこまれてねころがったり花をつんでたのしんでいるとき
「ねえ、遊ぼうよ〜」
と男の子の声がする。
まあ、暇だし遊んであげてもいいかなあ・・・と思って振り向くと
その男の子の顔は半分ケロイドになってみてはいられないものらしいのです。
からだも火傷をおっている男の子・・・
かわいそうだけど・・・・・
怖いのも先立ってだいたいの人はにげる・・・・
でも・・・・
「遊ぼうよ」ついてくるらしい・・。
それも踊っているような雰囲気でやってくるらしい。
「ねえ遊ぼう・・・・なんで逃げるの?」
哀願しているような声だけど・・だんだん
「なんで逃げるんだよぉ・・・」
「ねえ・・・・なんでにげるんだあ・・・・・」
声は少年のだからトーンが高い。でもだんだん凄みがでてくるそうです。
服の裾をとうとうつかみ・・・・
「遊んでくれるんだよね」
でもね・・・・
「いや!!」といったらいけないそうです。
そこで急に目がさめベッドから転がり落ちて打撲になり青じみ(青あざ)が足やからだにできなかなかよくならないそうで・・・
でも「いいよ」といってもだめです。
遊んだ後は高熱が出てそれも一週間くらい続きその子と無理に遊ばないといけない夢をみるそうです。
でもね・・その子は最初半分の顔がケロイドでも遊んでいるうちに全部なっちゃうそうです。
その男の子と遊ばない方法は
「そのうちね」だそうです。
そのうちこそ曖昧模糊としてるから逆効果ではないかって?
いえ・・この夢だけは許されます。
はっきりとはいわずあいまいにいうのが男の子と遊ばないコツ・・・
変ですよね。でもね
だいたいはっきりいうのがいいのでしょうけどその男の子だけはあいまいがいいとは・・・
もしみなさまでこの夢をみたらぜったいに「いや」「いいよ」はいわないように・・・・・。
ぜったいに「そのうちに」を。



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