不思議談
第六一話

題名
夜勤中に…

投稿者
山本(仮)様



私が以前、老人ホームで勤めていたときの話です。
夜勤は2人でやるのですが、夜中に私が巡視に出る番になりました。
静まった廊下を各部屋を覗きながら進んでいきます。
廊下の中ほどにあるトイレの前を通った時、中からゴソゴソと人が動く物音が聞こえます。
施設のトイレは、ドアの代わりにカーテンで仕切られていますが、個室の1つは開いており、もう1つは閉じていました。
私が廊下から覗くと、カーテンの下の隙間から足が見えます。
「○○バァちゃん、また起きだしてきたな。」いつも夜中に起きてはトイレにこもる認知症の老人がいました。
「しっかり目を覚ましてると寝ないんだよな。今日は寝てくれるかな?。」個室へ向かいカーテンへ手を伸ばします。
中からは身動きするような気配や物音が続いています。
カーテンを開いたとき、そこには何もありませんでした。
誰もおらず、その気配すらなく…。
直接何かが目に見えたのは、このときを含めて2回でしたが、物音や現象のようなことは良くありました。
今は夜勤のない別な職場で働いていますが、あれはいったい何だったのか今でも判りません



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