第七夜
第七六話

題名
憑依霊

投稿者
ノラクロア様



まぁ、考えてみれば当然といえば当然なんです。よくよく考えれば私しかいません。
もう何十年も前の話なんです。小学校中学年の夏休みに信州の田舎の親戚の家に母の出産が近いこともあり、東京から一人で出向いて一か月ぐたい過ごしていたんです。その頃、その家にもその近所にも子供は皆無で、何時も一人で遊んでいました。
朝から夕方まで、女の子だてらに男混ざりに虫取りや釣り、かけっこ、とか色々行動範囲も広いうえに叔母や叔父たちは夕ご飯までに帰れば何も文句は言わない人らだったのも気楽でした。
そんなある日、事故だったんです・・・木で作った弓矢で神社の境内で遊んでいたとき猫の赤ちゃんを誤って殺してしまったのです。動揺した私は猫をそのままにして逃げ帰ってしまい・・誰にも言わず、そのまま東京に帰ってしまったのです。
それ以来、私の写真には猫みたいな謎の影が写ったりすることが時々あるのです。
たぶん、あの子猫だと思うんです。



Copyright (C) 2001- ごんぺい All rights reserved
Since 01/04/11     Sorry Japanese only

次話へ進む

前へ戻る

トップへ戻る