第七夜
第五六話

題名
廃病棟

投稿者
黒猫様



これは私の友人の兄(以降Aとします)とその友人(以降Bとします)が体験した話です。
AとBはよく肝試しということで様々な心霊スポットによく行っていました。
そして、今回は廃病棟に行く事になりました。
中に入ってみると、やはり何年もたっているせいか病棟は廃れ、何とも言えない感じだったそうです。
それでも、突き進んでいくとある一室にカルテが置かれていることに気がつきました。
そこには患者の名前が書かれてあり病死していることも分かりました。
Bは肝試しの記念にそれを持ち出そうとAに告げました。
Aは止めることもなくそれに合図地を打ち、二人はその廃病棟を出ました。(結局、その場では何も起きませんでした・・・)
その日の夜、カルテを持ち帰ったBが床に就いていたのですが、ふっと目が覚めました。
と同時に、Bは金縛りに遭いました。
どうしようかと思っていると知らない男の声が聞こえてくるのです。
よく耳を澄ますとそれはこう言っていたそうです・・・
「カルテを返せ・・・」
Bは気味悪く思いましたがそれから一週間ほど所持していたのですが、彼は日に日に体調が悪くなって行きました。
さすがに怖くなりその話をAにすると、当分Aがそのカルテを預かる事になりました。
その日の夜、また知らない男の声が聞こえてきてAもまた体調の不調を訴えました。
二人は相談してカルテを元の廃病棟に返す事になりました。
すると彼らな体調はすっと治ったそうです。
きっと病死した患者が遊び半分で自分のカルテを持ち去ったことに怒り、現れたのだろうという事でした。
しかし後から、Bがカルテに書かれていた患者のことが気になり調べたところ、その方は医師の医療ミスで亡くなったそうです。
しかもその医師はそのミスを己の死まで隠しとおしていたそうです。
というのも、彼はその患者が亡くなって数週間後には異常な死にかたをしたそうです。
AやBに聞こえた声は医師の声だったのでしょうか、患者の声だったのでしょうか?
それは今でも分かりません・・・



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