第七夜
第六話

題名
お盆に

投稿者
ねこ様



毎年お盆になると思い出します。
私の家族はいつも祖父の家にお盆参りに行きます。
その家は母方の祖父の生家で、広島県の山奥にある旧家です。元々毛利家に仕え、その地方をまとめていた家柄だと聞いているので、かなりの歴史があるようです。
そのためか、「不思議な体験をした」という親族の話もよく聞きます。
その家はとても不便な場所にあるので、祖父母も街で暮らし、用事のあるときだけ通うようにしていました。

確か4年前のことだったと思います。
その年も無事にお盆を終え、一通りお盆参りのお客様を送り出した後の事。
家族で手分けをして片付けをし、おいとましようということになり、私と弟、父は居間から二手に分かれて戸締まりに出ようとした時でした。
「えっ?!」
弟が後ろをふり返り突然小さな叫び声を上げました。
『何?どうかした??』
不安になって聞いてみると、
「今そこに…もんぺをはいた小さい女の子が立ってたんだ…。」
と、ついさっきまで私達が座っていた居間の中央を指差すのです。
その女の子はすぐに消えてしまったそうですが、弟は
「確かにいる」という強い気配を感じていたようです。
もしかしてお盆で家に帰ってきていた霊なのでしょうか?



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