第七夜
第二話

題名
美容室にて

投稿者
ムーミン様



これは美容師の友人から聞いた話です。
その友人(A)は小さな美容室で働いているのですが、そこの店長とAは見えるタイプの人間でして…
ある日こんなことがあったそうです。
夜遅くまでカットの練習をしていたAはふと視線を感じ、美容室を見渡しました。
視線を感じた先にあったのは練習用のマネキンの首、通常マネキンは人と視線が合わないように目玉の視線をわざと外して描くそうなんですが、その首だけはどの角度からでもAと目線が合ったそうです。
不気味に思い、店長に見てもらったところ、
「あれには何か悪いものがついてるみたい。私がマネキンの目線の死角になるよう、裏口から入ってマネキンに箱を被せるから、あなたはマネキンの目線を引き付けておいて!」と言って裏口へ回ったそうです。
しばらくして箱を抱えた店長が裏口から入ってきて、マネキンに箱を被せた瞬間、
「ギャー!!」とこの世のものとは思えない悲鳴をマネキンが叫んだそうです。
みなさんも目線の合うマネキンにはご注意下さい。



Copyright (C) 2001- ごんぺい All rights reserved
Since 01/04/11     Sorry Japanese only

次話へ進む

前へ戻る

トップへ戻る