第六夜
第九二話

題名
覚醒

投稿者
ガンダム様



「あなた、とりつかれたのね」
友人M子が突然・・
「え?何が」
「霊」
「・へ?・・」
前後なんの前触れもなく突然そんな事・・・!?
「でも安心していいわよ。別に悪い霊じゃないみたいよ。ただあなたの感じが好きで無邪気に居ついているだけの赤ん坊の霊みたいだから」
確かに、それからしばらくはなんにもなく、何年か経ち、私は結婚しました。その赤ん坊の霊の存在などすっかり忘れて。

しかし、この結婚生活はいいものではありませんでした。
姑は私に対し陰湿ないじめをし、夫はほとんど不在。しかも、結婚一年で外に愛人まで作っていたのです。
そして、色んなストレスで流産。それが原因で離婚。
しかし、私の不幸はこれからで、
離婚裁判では私が負け、かなり高額な賠償金を払う事になり、借金に闇業者を利用し、後はもう借金地獄・・
借金を借金で返し、を繰り返し・・もちろん仕事にも就けず、就いても借金とりが追いかけて来て会社に迷惑をかけ、結局クビになるはめに。

しかも、今まで病気なんてしたこともないのに離婚裁判敗訴以来・・インフルエンザ、心筋梗塞、躁鬱、癌と様々な病気にかかり、事故も多くなりました・・
性格もカリカリとして落ち着かず、何をやっても中途半端になってしまいました。
そんなこんなでM子に相談すると、
「あの赤ん坊の霊覚えてる?」
「あ、忘れてた・・・」
「・・覚醒しちゃったんだわ」
「どう?」
「あなたの結婚生活の不満やストレス、離婚、その敗訴で、その精神ストレスが影響して、赤ん坊、悪霊になってしまったんだわ」
その後、彼女の進めで霊媒師の方に除霊をしてもらい、色んな方に助けてもらい、やっと最近平凡を取り戻し、あの赤ん坊の霊を供養する程ゆとりを持つようになりました。
そして、一ヶ月前、再婚し、今は幸せです。



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