第六夜
第九十話

題名
仏壇から

投稿者
Y様



母が高校時代に体験した話です。
その日はクリスマスで,母と友達はクリスマスパーティーをする事になったんです。
その夜は友達の家に行き,様々な話で楽しく盛り上がっていました。
が,その部屋にあった仏壇が何となく気になってしまい,友達と相談をして
『仏壇の扉を閉めちゃえ』という事になったそうです。
そして扉を閉め,パーティーを再開したそうです。
パーティーも終わり,寝ようとなってその部屋を片付け,布団を敷いて眠りに就いたのでした。
しかし,しばらく経ってもなかなか眠れず,寝返りばかり打っていたら…
『チーン…』と音がしたそうです。でも,あまりに小さな音だったので気に止めずにいたら,その音がだんだん大きくなってきたらしいのです…。
しかも,扉を閉めたはずの仏壇の中から,鐘のなる音が…。
怖くなって隣で寝ていた友達を起こそうとしたら,その友達は布団の中でガタガタ震え,
『おばあちゃんが怒っている…』と何度も何度も言っていたそうです。
実はクリスマスパーティーをする前日が友達の祖母の命日だったのです。
それなのに仏壇の扉を閉め,そこで騒いだことに友達の祖母が怒ったのだと思いました。
しばらく鐘の音が止まないので,勇気を出して友達と二人で仏壇の扉を開けて謝ろうとなり,合図と共に一気に扉を開けたと同時に鐘の音は止んだそうです…。
すぐに線香を立て泣きながら謝ったそうです。



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