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●近所の怪談第七夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0687 移動教室 マロン 様
これは30年近く前に、当時高校2年だった姉が体験した話しです。
伊豆大島に2泊3日で移動教室へ行った時の事。
一日のの観光を終えた姉達は、宿泊予定のホテルに着きました。
一見して古びたL字型のそのホテルは、何処となく陰湿な感じがしたそうです。
まずは班ごとに指定の部屋へ向かいました。
2階の姉の部屋は、L字型の横線右奥に一室だけある部屋。
おかしな造りのホテルで、そこだけ隔離された様な妙な違和感を感じたそうです。
部屋の扉の向かいには鉄製の扉があり、その扉の向こうには錆びついた非常階段がありました。
この階段は他の部屋の前の廊下の窓から見えるそうです。
姉達は部屋に入り、入浴の番が来るまでの自由時間を楽しく過ごしていると、部屋の扉がノックされました。
姉達は入浴の番を知らせに来たものと思ったのですが、ノックをした人物は扉を開けません。
開けて声を掛けてくれればいい物を…と一人の子が扉を開けましたが、誰も居なかったそうです。
誰かの悪戯だろうとその場は終わりましたが、その夜それは数度起こり、腹を立てた姉達はノックされたら直ぐに開けられる様、扉の前で息を潜めていました。
定番の様ですが、ノックの直後に扉を開けても誰も居ません。
先にも述べた様に、姉達の部屋は廊下の突き当たりに一室しかない部屋です。
隠れる場所など何処にもありません。
『嘘でしょ!』『何なの!』と口々に言っていると、部屋のベランダに何かが『ドドーン!』と落ちて来たそうです。
その音をきっかけに姉達は悲鳴を上げながら部屋から飛び出し、教員の部屋へ走りました。
話を聞いた教員が部屋に行きベランダを見てみると、ベランダの前に立っている木の太い枝が落ちていたそうです。
その日は風などまったくなかったのにです。
結局姉達はその夜は、病人用に取ってあった部屋に移動しましたが、これはまだ只の始まりでした。
その後、他の生徒や引率の教師までもが背筋の凍る思いをするのですが、長くなるのでそれは又、改めてメールします。
※姉が後日、違う班の友人から聞いた話によると、姉の部屋の前にある非常階段の所に、目を光らせ、ほおかむりをした女が下を向いて立っていたそうです。
ですがこの非常階段は老朽化が酷く、誰も使用していない階段でした。
2011/10/
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