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●近所の怪談第七夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0670 橋の上 megumiya 様
イギリスに雑誌の記事にするネタを探しに旅行に出掛けた時の話です。
時刻は夜中。
イギリスの片田舎をレンタカーで宿に急いでいました。
あたりはさっきまで雨が降ってたせいか、湿気のせいか、ジメジメして霧が少し出ていました。あまり道は舗装されておらず、よく映画で見るヨーロッパの田舎道の光景(真ん中に草が生えっぱなしの砂利道)で、度々車はガタゴト揺れます。
そうこうしていると、先に小さな橋が見えてきました。…あれ?朝、此処に橋なんてあったかしら???
そうなんです。朝、此処らで橋を渡った覚えがどうもないのです。しかし、この道一本道。引き返すこと出来ず進むしかなく、車は橋を渡り出しました。
…ガタンッ!!…
…ところがです…。橋の真ん中で車が突然stop!?…やめてよ…こんなとこで止まるの…。幽霊とか怪談とか信じてるわけじゃありませんよ。そりゃ、ちょっとはいるかな?とは、思いはしますが。こんな夜中に夜道で、しかも知らない橋の上で車が突然stopなんて嫌な気分です…。
車から出て何が原因なのか、調べましたが、車には特別変なところはなく…。おかしいな???地面にも特別何かがあるわけでもなく…。うーん???
すると、バシャッ!!っと水が弾ける音がしました。…!?…思わず、言うならトトロのメイが屋根裏部屋で真っ黒クロスケを背後で気配を感じた時の感じに両手で服を握りしめピタリと動きを止めました。…後になんか、後になんか、いる!?…。
気配が間違いなくあるんです。一人じゃなしに数体の気配。それが、クスクス笑っているのです。どうやら子供のようです。しかし、子供にしては感じがあまり良くない。
私は勇気を降り出して、一気に後ろを向きました!!…いたんですよ…金髪で目の青い(正確には緑かかった青)女の子男の子、全員で七人ぐらいで、目から鼻先まで出して目だけが厭らしくクスクス笑って私を見ていたのです!?
もう、私、びっくりしちゃって、急いで車の中に戻り、エンジンを掛け、猛ダッシュでその橋を去りました。そして、しばらく、走って、ひと、車を止めました。…今のは一体なんなのよ???…答はすぐ分かりました。
車が止まったとこに、古い空き家の赤レンガのお屋敷があり、ふと看板を見て…しまったのです。…此処で1900年代、疫病が流行り、此処の孤児院でも七人の女の子男の子が亡くなりました。…
それを見た瞬間、背筋が寒くなり、もう宿まで一度も止まらず車を猛ダッシュで走りらせました。
そして、もう一つ、
やっぱり、あの橋は実在しない物でした…。
2010/10/3
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