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●近所の怪談第七夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0649 久しぶりの喫茶店 泣き虫アラサー 様
これは、まだ先日の話です。
私の父は八年前に亡くなっているのですが
その父が生前一人で行っていたという近所の喫茶店に母と初めて入ってみました。
特に意味はなかったのですが、親子で飲んで、少し酔っていい気分だったというのもあったかもしれません。
その喫茶店というのは、いわゆる『純喫茶』と呼ばれるような昔ながらの店で、家族経営のアットホームな雰囲気です。
ドアを開けると、
「いらっしゃいませ」団塊の世代くらいの年齢の品のいい女性が、私と母を中へと案内してくれました。
「ここかあ」
「お父さん、好きそうだねえ。いい店」
などと二人で盛り上がっていると、先ほどの女性が私たちのテーブルに御用聞きに来ました。
「あ、三人様ではなかったですか?」女性が手に持ったお盆には、水が3つとおしぼりが3つ。
私は母と思わず顔を見合わせました。
そして、母と私は迷うことなくこう言いました。
「きっと、お父さんだ」
懐かしくて、父も私たちと一緒に来店しちゃったんですね。
2010/04/
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