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●近所の怪談第七夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0603 トンネルにて 受験生W 様
京都で高校生をしている私が中三の時、実際に体験した話です。
正直、自分で言うのも何ですが話としてよくできすぎています。
誰も信じてくれません。
しかし、間違いなくこれは実話です。
中三の時、私は京都にある、さる高名な霊山へ学校で遠足いきました。
話はその帰り道に起こりました。
私は正式な登山道を使わず、獣道を使って山を下りました。
麓に出て、帰る駅への帰り道に、みんなは、隣の山を越える道だったのですが、私は一人、近道となるSトンネルを抜ける道を行くことにしました。
このトンネルに入る前、近くのバス停で運転手から、
「そのトンネル危ないし、やめえ。」
との忠告を受けましたが、私は車の事と思い、聞き逃していました。
(まあ実際、そうだったんでしょうが…
このトンネルは広いのですが、暗いうえ、歩道はないため歩いて抜けるのは少々危険
私は祖父とこの山に来たことがあり、このトンネルも一度通ったことが有りましたが、その時はバイクでした。
(これは自慢ですが、私の祖父はこの霊山に千回登り、山頂の石柱の一つに祖父の名が彫ってあります。)
トンネルに入り、しばらく行ったとき、後ろから、
「う゛ー」という人のうめきの様な音が聞こえてきました。
前述の通り、私はこのトンネルを使ったことがあり、このトンネルで車のエンジン音等がこのように反響するのを知っていたので気にせずにいました。
しかし、その音が一向に私を追い抜かないのです。
確かに近づいてはいるのですが、明らかに車の速度ではないのです。
不審に思い振り向いた私の前には、何かしらの影がありました。
柔道部で体格に自信のある私より二回りは大きな影は、人型のようにも何か他のものにも見えました。
その時はもう冷静な判断などできず、叫びもせずに無言で全力疾走し、トンネルから出ました。
そこからはもう、影もついてこず。
家にたどり着くまで、冷や汗が止まらず、帰り道に見知らぬ老夫妻に心配される程でした。
家に帰りオカルト好きの姉にその話をしたところ、
「アホやな、一人でそんなとこ歩いたんか。」
といわれ、そのトンネルが全国的な心霊スポットであったことを知ったのです
2008/08/
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