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●近所の怪談第六夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0568 霊感 風祭 様
友人Aは異様な空気、霊的な場所へ行くと、ある種の体質なのか目眩や嘔吐、発作が起こるらしいんです。
3年前、Aと私はあるアパートを借りて暮らす事にしました。
その部屋は何も問題はありませんでしたが隣の空き部屋が問題なんです。
Aは隣の部屋の前を通ると例の通り嘔吐、目眩、発作に見舞われると言います。軽い時は少し横になれば収まるのですが重症の時なんか顔は蒼白くて横になれば朝まで起き上がれず、何か
「ごめんなさい。ごめんなさい。」とうわごと云って、仕舞には泣き出すぐらいでした。だから、引っ越しの話も持ちかけた事も度々あるんです。こんな彼女放っておくわけにもいかないから。
「私が離れたらあの子らが・・・」とAは逆は引っ越しの話を断る。
「あの子らって誰?」「隣の部屋の住人?」・・
隣は空き部屋です。住人なんてもちろんいません。 
Aはなお嘔吐、目眩、発作に悩まされながらあの隣の空き部屋の住人に執着します。まるで母親が子供を心配するような風ですらあるのです。 
呆れた私はAを置いて転居してしまったんです。
何いってもAは聞かないから仕方なかったんです。
それでもAはあれはあれで結構変り者で食事も出来ないから家事も洗濯も満足に出来ないんです。しかも友人なんか私1人ですから完璧に無視出来ず、料理ぐらいは作って持っていったりしてました。Aときたらあいもかわず隣の空き部屋方向の壁をずーっと体操座りのまま見て何時間も過ごしているのです。そうしてるうちに出勤日数が少なすぎるという事でAは会社をクビにされました。Aはそれにも無関心でさらにこのままの生活が続いたある日、Aから珍しく電話が妙に明るい感じで
「私出掛けるから☆」「え?どーしたん?急に」「うふふ」と言うと、早々と電話は切れました。 
しかし、翌朝、Aはあの壁の前で息絶えてました。
2008/02/
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