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●近所の怪談第六夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0566 夜間運転 百鬼夜行 様
全く夜遊びもいいところ、当時女子大生だった妹が、
「酒飲み過ぎた、もー歩けない。お姉ちゃん迎えに来て」と夜7:30頃に家に電話が入り、地元の駅まで迎えに行き、酔っ払い妹を引っ張って後部座席に。 
いい気なもんで、駅を少し出たとこの踏切で後ろを見てると・・もう爆睡。
駅から我が家は片道20分の田舎道で駅のあたりはこじんまりとした町なのですが、だんだん行くと道は舗装されておらず、街灯も一本二本・・・三本ほどになっていくのです。
季節はお盆前でした。 
「全く、今度から歩けなくなる程に酒呑んじゃダメだかんね!」などと腹が立って仕方なく寝てる妹にいわば独り言の様にぶつぶつ言っていました。
「全く、あんたはねぇ・・・」・・・
さっきまで爆睡だった妹がふらふらと座り直して窓の外を見ています。
「起きてるなら、ちゃんと反省してるんでしょうね!?」
「・・・」
「・・・ちょっと・・・?」ちょっと変だと思って車を一旦停止しました。 
「ちょっと、あんた聞いてんのかって!」
「・・みえん?・・・」
「ん?」妹は右の窓を指指しています。
そこには地元でも有名な古い神社がありますが、別に変わったところはありません。 
「あんた、飲み過ぎて頭きちゃったんじゃない?」と云うと妹は見る見る顔を蒼くして・・・
「車を早く出して!」といきなり叫んだので慌てて車を発進。
家に着くと妹は何度か嘔吐して気絶してそれからずっと朝までまた爆睡・・・。
きっと飲み過ぎて頭がパニックしただけだと思ってた私は翌朝・・
「そーじゃないよ。ほんとーに見えなかったん?」
「だから何が?」
妹ははぁ・・・とため息をひとつ。
「神社にね、落武者がいて・・・あたしらをじっと見てたの」
「でも、そんなのいなかったじゃん」
「いなかったって・・で、そいつ、お姉ちゃんの車にへばりついてたんだよ!?」
「・・・」
「・・・」しばらく沈黙し
「ぷはは!ありえないって」
「本当よ!信じてよ」
信じない信じてよの口論やっていたら、外にいた母さんがいきなし大絶叫・・駆け付けた私は絶句しました・・・
車に真っ赤な手形が・・・車ガラスにべっちょりと着いていたのです・・・
2008/02
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