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●近所の怪談第六夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0561 鬼子 様
 最初はほんの米粒ぐらいの青痣のようなものが右足のつけねに出来ていたんです。(あれぇ、どこでぶつけたんだろぉ?)と思う程度でそれほど珍しい事でもないんで気にはしていませんでした。
 しかし、それから数日後の夜、私は大きな針みたいなものが右足のつけねに刺さって出血多量でどうにもならないような夢に魘され翌朝、右足を見てみると前は米粒程度だったのが、今度は一円玉ぐらいに拡大していたので病院へ行ってみたんです。で、そしたら、別に異常は見付からず適当に薬を渡され帰らされました。
 それからというもの毎晩々々、同じように例えば先が尖ったような太い丸太や、大きな針、大きな蜂(ハブか蚊?)といったありとあらゆる尖ったものに刺されるという夢に魘されるようになりました。なのに、皮膚科や内科、骨などのどこの病院へ行っても異常は見付からないまま、適当に薬を渡され帰らされるだけでした。そうこうしている間に痣は、日増しに大きくなり、2ヶ月ぐらいした時には右足の半分が黒くなっていてスカートなんてはけたもんじゃない状態までなっていましたが、かと言ってその痣は別に痛いわけでも痒いわけでもなく、ただただ黒くなっていくだけなので・・・一体全体訳が分からなかったのですが、
 ある夜、ふと目が覚めたんです。何かが右足を突っ突くのです。(なんだ?)そう思い少し起き上がると、夜の暗闇の中に小さな黒い小人(?)のようなのが私の右足のつけねをまるで漁師さんが使う銛のようなのでツンツン突いているのです。しばらく、その様子を見ていたら、小人らしきものも私の視線に気付き、おもむろにこっちを向いたのです・・・。その目は真っ赤で真ん中が真っ黒で夜光性なのかギラギラ光っていたんです。怖くなってそのまま気絶してしまって、翌朝、足を見ると・・・(え?)、あんなに真っ黒だった痣がキレイさっぱりなくなっていたんです。(あれは福の神だったんだ!!)それで、あれだけ怖がってた小人らしきものに感謝したんです。
 しかし、その日の帰宅中に突然現れた猛スピードで走って来た車と正面衝突!・・・なんとか一命をとりとめたのですが右足半分が複雑骨折し入院を余儀なくされたのですが、その夜・・私だけの大部屋から子供のようなすごい気味が悪いような声で大笑いする声が
「キャ、キャ、キャハハハハハハハハ〜」と、まさに複雑骨折した右足を見て、これよみよがしに馬鹿笑いしているようでした。その正体・・・私には分かりました。福の神なんて笑わせるな・・
2007/11/
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