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●近所の怪談第六夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0555 何かが、転げた よりちゃん 様
今回は、私が22歳の頃体験した、奇妙な体験をお話しします。
当時の私は、就職浪人をしていまして、ある警備会社で赤外線等のセンサーを取付けるバイトをしていました。たまたま、大分市内に出張をして、その帰りでの出来事です。
当日は曇り空で、今にも泣出しそうな空模様だったのを覚えています。私は会社の正社員の先輩と一緒に出張していました。帰りの運転は私がしていまして、国道10号線をひたすら上っていました。あるT字の交差点にさしかかった時、先輩が「左に行こう」、こう言ったのです。私は何のためらいもなく、左折していました。
どのくらい走ったでしょうか、周りは真っ暗で次第に山深くなってきました。やがて、「畑冷泉」という標識が見えてきました。もう少し行くと、かなりの数の水子地蔵尊があり、その少し先で林道の入口が・・・。
「この先林道。路肩弱し、車両の通行は厳重注意!」。という看板が。
行く勇気もなく、仕方なくUターン。と、突然雨が降ってきたのです。しかもかなり激しい降り方です。慌てて、車の向きを変えたとたん、車の屋根を何かが、
「ごろごろごろーっ」と転げ落ちたのです。気のせいなんかではありません、かなり振動も感じましたし、前方から後方に落ちていきました。しかし、車を止めて確認する勇気なんかありません。自然にアクセルを踏んでいました。
お互い無言のまま、最初左折した交差点付近までたどり着きました。
「さっきのは、何だったのかなあ?」、私は震えていました。何かわからないけど、震えていました。そのまま口数少なく、帰り着いたのを今でも覚えています。
その数年後、私は友人と一緒にドライブ中に、この体験談を話していると、その友人が
「今からそこに行ってみよう。」と言い出しまして、偶然にも別府からの帰りでしたので、再度行ってみることにしました。
当日の天気は、はっきりと覚えていませんが、霊の林道入口付近まで行った時、再び激しい雨が降り出しました。私は条件反射の様に、すぐさまUターンをしていました。頭の中を、
「また何かが転げ落ちるのかなあ?」と、不安がよぎりましたが、何事もありませんでした。
それ以来、この場所には行っていません。
20年ほど前の出来事なので、現在ではこの場所がどうなっているのかはわかりません。
2008/02/
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