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●近所の怪談第六夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0547 壊れたオルゴール ロリータ 様
 うちの家の物置を整理していた父が綺麗なオルゴールがあったのでまだ幼かった私にくれました。しかし、そのオルゴールは多少壊れていて音が所々飛んでしまうのですが当時の私も純粋だったから快くもらったわけです。
 百合が彫られた木彫りの四角形の箱型オルゴールで、蓋をあければ音が鳴るという仕掛けで鏡が付いていて、中は赤織が引いてありそこにはネッケレスやら指輪、アクセサリー等を入れるスペースになっていました。オルゴールの音楽は多少飛んでいましたし、曲名も分かりませんでしたが、なんか哀愁のある音楽でした。
 時々、そこの鏡を覗いていると不思議な感じを感じましたが、それは子供時代独特の感受性に過ぎなかったのでしょう。しかし、そのオルゴールを手にしてから私の行動に不審な点が出たと母親や父親、祖母が当時を思い出して言うのです。
 当時の私は3歳〜6歳ぐらいだったので私自身、記憶が曖昧ですが、両親、祖母の話を踏まえて書きますと、夜な夜な夢遊病者みたく家中を徘徊して、家で暇さえあれば何時もオルゴールの鏡ばかり見ていたようだし、時々、わけもなく泣き出して「あそこに怖い人がいる〜」と言ってもそこには誰もいない。窓や壁、鏡に指を向けては何かに怯えて泣きじゃくる。
 まわりは何がなんだかわからないまま、思い立ったのは例のオルゴール・・それを父はまたどこかへ捨てたか隠したか、あるいは燃やしたのかで私の前からオルゴールを消しました。それ以来、私の奇行は治まったそうです。
2007/10/
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