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●近所の怪談第六夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0544 足音 おてもと 様
これは今から一年ほど前のこと。私の実家での話です。
私の家は田舎の、道路沿いに面した場所にあります。
玄関から入ってすぐが居間になっており、窓からは道路が見えました。そのため、車の行き来はもちろんのこと、歩道を通る人の話し声さえも聞こえる時があります。
ある晩、私は居間でパソコンをいじっていました。
家族はそれぞれ自室にて休み、電気のない暗い部屋でひとりこうこうとパソコンの画面に向き合っていた訳ですが…。
昼間はそれでも車の往来はありますが、夜にもなるととても静かで車ひとつ通りません。
時間にしてそう、12時頃だったでしょうか。
タタタタッと、道路の途中から誰かが走ってくる音がしたのです。道路の途中から、とは何ともヘンですが、途中としか言いようがないのです。
普通、人が歩いてくるなら除々に足音が聞こえてきますが、その足音は違いました。いきなり、なのです。
タタタタッ、タタタタッ道路を往復しています。
足音から察するに、大人のそれではありません。身軽な子供の足音でした。
おかしいな…。こんな時間に子供一人で何をしているんだ…?
窓から覗いても誰もいません。この時初めて私は足音の異変に気が付きました。
ゾッとしてその時はそのまま自室に戻って布団に潜り込みました。
また後日、やはりパソコンを深夜いじっていると同じ足音が…。まさか、と時計を見ると12時15分。そう、前と全く同じ時間だったのです!その時は以前よりも恐怖を覚えました。
しかし、恐怖というものは不思議、時間が経つと薄れるらしく、今も懲りずに深夜まで居間にいることはありますが、それきりあの足音は聞いていません。一体、何だったのでしょう…?
2007/10/
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